ネタ作り初心者を悩ませないネタの作成法

どうやってネタを作っていいのかわからないときのために簡単な作り方を紹介します。
ネタを作るときには「ストーリー」か「笑いを誘う技術」か「キャラ」など、先に作る方法を決めてから作ると良いです。

ネタの基礎


基礎
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ジャンル
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ネタの作り方


ストーリー型
テーマに沿ってストーリーを作っておき、そこにボケ、ツッコミ、フリ、ネタの展開を加えていきます。

具体的な作成法としては、最初に「あるある」なストーリーを作ります。
例えば、「コンビニ」を舞台にネタをする場合は、「本を立ち読みする」や「トイレを借りる」など、誰にでもよくある展開を列挙して書き起こしていきます。
特に個性的な出来事(あるあるネタ)を取り入れるといいでしょう。
「温かい物と冷たい物を(別々の袋に)分けてお入れいたしましょうか?」「(列待ちしているときに)次のお客様、こちら(別)のレジへどうぞ!」「ジュースを買おうと思ったら、バックヤードで補充作業をしていた店員と目が合う」など、セリフでも行動でも設定した舞台で起こる何かしら特徴的な出来事をストーリーに取り入れます。
次に、観客が「次はこう来るだろう」と思ってしまうところを裏切って面白さを作り出します。

ちなみに、何かの作品(既存の物語)をネタに取り入れることでも「あるあるなストーリー」を作ることができます。手法としては「パロディ」と呼ばれています。
すでに誰もが知っているストーリーを思い起こさせたり(同一性を発生させる)、ずらす(意外性を発生させる)ことで笑いを誘います。
ただし既存の作品には「著作権」というものがあるので注意が必要です。また、「パロディとしてネタにしている」ということを観客に理解されることが大前提になるので、ネタの見せ方によっては「パクリ」だと批判を受ける恐れがあります。

テクニック型
笑いを誘うための特定のボケ方、ツッコミ方、フリの入れ方、ネタの展開を決めておき、それを基にストーリーを作っていきます。

例えば、「スカシ(※相方の言葉や行動を無視する)」をメインに使ってボケると決めたとします。そしてそれを軸にストーリーを作ります。
「客役のツッコミ担当が店員役のボケ担当に話しかけても無視される」といった感じでネタを作ります。
また、スカシておいて特定のことだけ返事(反応)するようにして、「これは反応しないけど、あれは反応するんだ!」と笑いを誘えます。
特定のやり取りを行うことで、観客から「あのネタをする芸人さん」というふうに覚えてもらいやすくなります。
他の芸人さんとネタの差別化を図ることで個性を生み出し、その個性が大勢の人のツボにハマったときに爆発的な人気につながります。

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キャラクター型
強烈な個性を持ったキャラクター(人物像)を作ります。

具体的な作成法としては、「極端な性格」にしつつ、言葉遣いに個性がある人物を作ります。
  • 自意識過剰(ナルシスト) ≫ フルーツポンチ・村上
  • 不安になる ≫ ブラックマヨネーズ・吉田
  • 妄想癖 ≫ チュートリアル・徳井

上記の芸人さんは物事の考え方を大げさ(過剰)にしたセリフや行動を作っています。

また、柳原加奈子さんの「ショップ店員ネタ」や、髭男爵さんの「貴族と召使ネタ」のように、既存の人物像からネタを作る方法もあります。
トリオ(三人)の場合は、一人だけキャラを付けても良いし、二人にキャラを付けても良いでしょう。
ちなみに、二人にキャラクターを付ける場合は、「対照的なキャラ」にする、もしくは「一人に付けたキャラともう一人を同じキャラ(かぶせてボケるキャラ)」にします。

キャラを作るコツとしては、「特定の言葉遣い」がある人物にしたほうがいいでしょう。
例えば、にしおかすみこさんのSM女王キャラなら女王様風の言葉遣い、狩野英孝さんのホストキャラなら「スタッフ~」というギャグをしています。
キャラに独特の言葉遣いや決まり文句(決め台詞)があるほうが世間からマネされやすく、テレビで起用され人気になりやすいです。
ちなみに、なだぎ武さんはキャラ作りの参考にするため、街中で個性的な人を観察するそうです。

自身の特徴を活かすネタの作り方


  • 外見(ブサイク、顔のパーツごとのコンプレックス、ハゲ、デブ、ガリ、マッチョ、日本人離れした顔、外国人)
  • 言葉遣い(方言、滑舌、外国語、専門用語)
  • 声質(高い・低い・しゃがれ声・渋い声・アニメ声)
  • 性別(オネエ)
  • 学歴・職歴(高学歴、元○○、現○○、○○所持者など特殊な経歴)
  • 出身(地方、外国、○○在住、○○出身)
  • 特技(モノマネ、歌唱、ダンス、アクロバットなど)
  • 年齢(子供、結婚適齢期を過ぎている)
  • 家族(兄弟、姉妹など)
  • 資産(金持ち、貧乏など)
※パーツごとのコンプレックスをネタにした場合、遠くの観客から見えないことがあります。
また、コンプレックスを自虐的なネタにするときやイジるときに、内容によっては批判を受けます。
自虐ネタやイジリネタをするときに、デブ(太い)は丸みがあって愛嬌があるので面白キャラとして見られ、ガリ(細い)は不健康そうでキモキャラとして見られ、ノッポ(高身長)はインパクトから面白キャラとして見られ、チビ(低身長)は機敏であればコミカルに見られます.
ただし「チビ」だけに関してはイジると問題視される可能性があります。

コンプレックスを活かすネタの作り方


  • モテない(異性関係を自虐的・イジリ的なネタをする)
  • 結婚できない(未婚状態を自虐的・イジリ的なネタをする)
  • あるある(キャラに関わる納得感のある展開をネタにする)
  • ありそう(キャラに関わる大げさな展開をネタにする)
  • ないない(キャラに関わるそれはありえない的な展開をネタにする)
  • 自覚無し(自分のキャラに関して自覚がないうえに、キャラを隠しきれていない的なネタをする)

キャラを付けたネタの作り方


もし自分に個性がない場合は、あとからキャラを付けることもできます。
  • 顔(メイクをする、カツラ・マスクをかぶる、ヒゲ・髪を伸ばす、髪型・髪色を奇抜にする)
  • 体(ファッションに特徴を付ける、コスプレをする、太る)
  • 言葉(言い方に特徴を持たせる)
  • 決め台詞(決まったセリフを言う)
  • 決めポーズ(決まったポーズをする)
  • 決め動作(決まった動きをする、決まったダンスを踊る)

うざキャラの作り方


自分の事を断定的に良いように言う
自分の価値が高いのは当たり前。
例: 「私ってカワイイじゃないですかっ!」(※ナルシスト)

自分の事を間接的に良いように言う
何か高い価値を示しておいて、自分を同等もしくは各上に扱う。
例: 「キティちゃんカワイイ~。私みた~い!」(※ナルシスト)

自分の事を悪いように言うと思いきや良いように言う
自分の価値を下げておいて、本当のところは価値が高い。
例: 「かれこれ彼氏いない歴3日~!」(※あるある × 落差)

常に自分のペースで話す
質問しておいて、自分で回答する。
例: 「あれ?あたし、さっきの昼食なに食べたんだっけ?『これ美味しい!一生忘れな~い』って言ってたんだっけ(笑)」(※矛盾)

相手の事を断定的に悪いように言う
相手の事を決めつける。
例: 「メニュー何にしようかな~。あなたは太っているからステーキ注文するよね?」(※合理的 × 皮肉)

相手の事を間接的に悪いように言う
何か悪い価値を示しておいて、相手を同等もしくは各下に扱う。
例: 「なんかトイレ臭くない?あなたが来るまで大丈夫だったのに」(※皮肉)

相手の事を良いように言うと思いきや悪いように言う
相手を高い価値で示しておいて、本当のところは価値が低い。
例: 「その服の柄、めちゃくちゃ可愛いよね!うちのおばあちゃんも似てるの着てるよ」(※落差)

常に自分のペースで話す
質問しておいて、無視をする。
例: 「その服どこで買ったの?超かわいいんだけど!それはさておき、あそこに座っている人、超イケメン!」(※落差)

特定のことを必ず行う
特定の癖がある。
例: 「社長的には…」「子供的には…」「カブトムシ的には」(※くどさ)

自分のペースで行動する
表情を急変させる。
例: (※誰か見送る演技)ニコニコ ≫ (※誰かがいなくなった演技)真顔(※落差)

個性がすべて


ネタやキャラの個性があればボケが単純な作りでも面白く見えます。
一回でうまく作れるとは限らないので様々な方法を試し、観客の反応の良いものをベースに作り変えていきましょう。

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