漫画分析/中国嫁日記

中国人の女性と結婚したことから始まった日々起こる奇想天外なカルチャーギャップに驚きを隠せない旦那さん。
『中国嫁日記』は、そんな旦那さんが嫁に隠れて日常の出来事をインターネット上のブログに4コマ漫画にして描いたところから生まれました。

サイト情報


漫画のタイトル
中国嫁日記

サイト説明

20代中国嫁と40代オタ夫の日記。妻公認になりました。
※このブログは事実を元にしたフィクションです。一応。


漫画ジャンル
4コマ漫画

漫画テーマ
日常生活の実録日記

更新頻度

週一回を基本として不定期に更新します。


サイトURL

利用サービス
ライブドアブログ

連載までの経緯


『中国嫁日記』は「通常の漫画版(※ストーリー漫画?)」を出版社に持ち込んだものの、断られたらしいです。

今だからいうけど、嫁日記も4コマじゃない「通常の漫画版」ってのがあって、あちこちに持ち込んだのよ。で、全部で断られてたのよ(;´Д`)


そこでインターネット上に「4コマ漫画」として作り直し、内容もフィクション(創作)からノンフィクションに近づけて公開。

ああ、「通常の漫画版」は主人公自分じゃなくて、事実を元にした物語みたいになってた。実録じゃなかったのね。たぶんそれがいけなかったんじゃないかな。


誰かがネット上で紹介して、そこから話題になり書籍化になり。

ブログでの主な収入源


  • Google AdSense(※広告をクリック・表示されると収入)
  • Amazonアソシエイト(※広告商品が売れると収入)
  • 楽天アフィリエイト(※広告商品が売れるとポイント取得)

主な登場人物


ジンサン(井上)
夫。40代オタ。絵描く仕事。
宮崎県宮崎市出身。

月(ゆえ)さん(仮名)
嫁。20代の一般中国女性。
瀋陽(旧満州)出身


内容


カラーの4コマ漫画の体裁をとりつつも、4コマ目のあとに追加の話(補足説明、ツッコミなど)を加えています。

主に、日常で起こる日々の出来事をユーモアたっぷりに描いています。
中国文化に触れることで読者にとっては知的好奇心が生まれ、また、他の漫画との差別化がはかれています。
ブログの更新回数も多く、ゆえさんのキャラ(※夫のキャラが嫁のキャラを引き立てているせいもあります)がなんとも愛らしく、ブログの人気を支えているようです。
些細なカルチャーギャップな出来事(※文化の違い)もネタにできるので、ネタ切れを心配することもないでしょう。

2等身のキャラクターの会話がメインですが、写真を取り入れたりするなど雑誌ではできないブログならではの表現方法をとっており、従来の4コマ漫画の型にとらわれない個性的な漫画に仕上がっています。(※雑誌で写真を取り込むとモノクロで暗い印象を受けます)
時には顔出しNGではあるものの自分たちの写真を取り入れていることでリアルさ(実録)が引き立っています。
夫(ジンサン)は40歳代でイラストレーター兼オタクという地味なキャラで、嫁(ゆえさん)は20歳代で中国育ちの天真爛漫なキャラです。
その対称性でキャラにメリハリ(ギャップ)が生まれ、それぞれのコミカルなキャラが際立っているところに魅力を感じると思います。

基本は、日本と中国のカルチャーギャップに関してのコマ(キャラクターに大きな感情表現のリアクションを取らせた絵)で盛り上げています。
一話につき、一つのテーマで、ゆえさんの行動や中国文化に触れジンサンが翻弄される展開か、逆に日本の文化に驚きを隠せないゆえさんといった内容が多く見受けられます。
漫才(コント)的には、ボケ担当が文化を披露する(教える)キャラ、そこにツッコミ担当が文化に驚く(リアクションする)キャラといったところでしょうか。

ポイント


「4コマ漫画」のタイプを大別すれば「萌えキャラもの」「ひねりもの」「体験談もの」に分けられます。
「萌えキャラもの」は絵(や設定)で読者受けを狙い、「ひねりもの」はひねったオチを使って面白味を出し、「体験談もの」は実際の体験談を漫画にしたものです。
数年に一度はインターネット上で「体験談もの」のWEB漫画が好評で話題になることがあります。

「体験談もの」は自分の個性か、もしくは身の回りに個性の強い人がいて、その人を主人公にします。
個性の強い主人公が周囲の人との物事の考え方のギャップで面白さを出したり、暴走によりおかしな事態に起こす(巻き込まれる)ことをネタにします。
主人公自身つまり漫画家自身が特殊な人物か、もしくは特殊な人物が身近にいることが求められるので、普通の人生を送っている人には作れない漫画になります。

注意点を挙げると、漫画家自身が主人公であれば大丈夫だと思いますが、周囲にいる人を主人公にした場合は漫画が好評で噂が広まり人物が特定されたときに面倒なことになるかもしれません。
また、特定の団体に所属していた場合は内部情報を外部に漏らしてはいけない「守秘義務」があったりするので、勝手に書いてはいけないことがあります。

フィクション(創作)かノンフィクション(事実)のどちらかと言えば、後者のほうが読者の興味をひきやすいことは確かです。
旦那に対する鬼嫁のひどい仕打ちをつづった(ドラマ化された)『実録鬼嫁日記(※文章形式)』、オタクの旦那が嫁を困惑させるやり取りをつづった(アニメ化された)『旦那が何を言っているかわからない件』など、特に体験談のWEB漫画は「男女間のやり取り」が人気が出るようです。

  • 絵(4コマ): 短時間で気軽に読める
  • 夫婦: 男女どちらの読者にも受ける(共感)
  • ノンフィクション: リアリティに親近感がわく
  • コメディ: 楽しく読める
  • 超個性的なキャラ: 面白いことが起きる

以上の点を踏まえたら、『中国嫁日記』はヒットする条件がそろっていた、ということですね。

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