コミュニケーションの障害となる原因

対人関係に悩む原因としてとくに当てはまる傾向(タイプ)をまとめてみました。

タイプ


知識・経験型
知識・経験が乏しい。
相手と会話するにしても知識・経験が乏しく、常に受け身(聞く側)にまわってしまう。

一つの組織に加入したときに、先に入っている知識・経験がある者と、後から入った知識・経験がない者とで差が生まれる。
加入時期や年齢による上下関係や主従関係から言葉遣いに気を付けなければならないが、先輩に対しての敬語をよく知らないため言葉に詰まる。
また、後から入った者の考えは、経験に乏しく浅はかな考えだとして取り入ってもらえない。
知識・経験不足から失敗をしたことによる叱責により臆病になり消極的になる。
他にも、人生経験を得た者とそうでない者との価値観の違いがあり、相手の持つ興味に好意が生まれず無関心なため会話に面白みを感じない。
結果、会話が受け身一辺倒で話すことができない。

これは、環境によるコミュニケーションの問題なので、本人に落ち度はない。
ただ自分の環境をすぐに変えられる者(会話上手や実力者)でない限り、一度入った組織から抜け出せなくないことで周囲からは「無口な人だ」とレッテル付けされる。
「話さない人には話しかけても仕方ない」というイメージからか、いつしか誰も話しかけなくなり、孤立感から本人は疑心暗鬼なり自分の殻に閉じこもり、余計に会話が苦手になる。

緊張型
緊張しやすい。
もともと緊張しやすい脳機能をしている(特性を持っている)ため、過度なマイナス思考から連鎖的に不安を増幅してしまう。

人の視線や重要任務に弱く、心理不安から思考にパニックを起こす。
緊張は防衛本能から生まれ、危険から回避するための思考を脳が起こす仕組みで起こり、それが過剰に働きすぎてしまう。
問題に直面したときに回避するための思考を起こすが、深読みしすぎて心理的や肉体的に変調をきたす。
結果、人の視線がある場所で、つまり対面した状態では思考が混乱に陥り、緊張して話すことができない。
また、心理不安の解消に他者からの評価を気にするあまり、自分の外見や会話内容に完璧を求める。
その理想と現実との落差を普段から悩んでいるため対人関係では距離を置こうとし、対人関係の経験不足から余計に人付き合いが苦手になる。

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言語型
言葉が思いつかない。
脳内の言葉を作り出す機能がうまく働かないため、言葉がすぐに思いつかない。

頭の中の言葉を生み出す機能が能力不足なため、何かを考えようとしても出てこないため、心理不安が起こる。
結果、上記「緊張型」同様、過度なマイナス思考から連鎖的に不安を増幅してしまう。
自分の事を「クールで言葉数が少ない人」と受け止められればいいが、外見の劣等感からか「自分は会話上手な人間でなければならない」という焦りが生まれて余計に緊張してしまい、会話が思うように進まない。

思考型
深く物事を考えられない。
物事の結果から類推する思考が乏しく、人の心理を読み取ることができなかったり、状況に合わせた客観的・先験的な思考ができない。

人の発言・行動・性格・過去の経験・将来的な展望などの対人情報や、世間のマナー・モラルといった暗黙のルールを考慮し、いま相手(世間)がどのような心理状態にあるかの想像がつかない。
結果、相手(世間)の機嫌を損ねる発言や行動を取り、怒らせてしまう(炎上させてしまう)。
頭の中で言葉を思い浮かべながら言語的に思考するのが苦手なため、漠然とした思考しか行えなず、論理的思考を苦手とする。
例えば、お気に入りの花瓶を割った母親が怒っているのか悲しんでいるのか?といった読心術を苦手とし、「花瓶を割った」という結果のみ理解できる。
先見性を必要とする「結果に対する派生的な影響」や、母親の性格面を見極める「分析能力」などの能力に乏しい。

頑固型
自分の考えのこだわりが強すぎる。
特定の事についてこだわりが強すぎ、周囲の人間との駆け引きがうまくできない。

自意識が強すぎ、相手の主張よりも自分の考えが絶対的ととらえる考え方をやめられない。
結果、他人の気持ちを無視して行動をとるため、人(世間)の機嫌を損ねる発言や行動を取り、怒らせてしまう(炎上させてしまう)。
他人の喜びより自分の喜びが第一、という考え方から脱却できずにいる。
他人の喜びがいづれ自分に返ってくるという、想像性や貯蓄型の幸福感に乏しい。

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短気型
自分の考えに合わないと怒る。
価値観に合わないや否やイラっとして怒り、人やモノにあたる。

脳の怒りを作り出す物質が過剰に放出されるためか、情緒をつかさどる機能が過剰なのか、理性的な思考をするための「論理的思考」を苦手とするのか、上記「頑固型」同様で特定のことにたいしての考えが強いなど、様々な原因が考えられる。
その人に内在する価値観に合わないと怒りが沸き起こる動物的本能により、怒りが起こる。
これは集団で群れを成す動物が価値の合わない者を攻撃することによって従属的な対象への移行もしくは排他的措置とする行動である。
怒りやすい人は何らかの原因(上記列挙)で通常よりも怒りがこみ上げやすい。
怒りが込み上げると、その価値を作り出している対象とする何かを破壊しようとする。
場合によっては、対象以外の何かで腹いせしようとする。

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