漫画に出てくる敵の最後の手段

敵の最後って主人公たちを巻き込んで死のうとすることが多いので、その方法と感想。

敵の最後の行動


敵が最後にとる行動は以下のようなものがある。
・爆発
・吸収
・崩壊

爆発


最後に大爆発を起こして主人公達や周囲一帯を吹っ飛ばそうとする。
その敵の爆発力にもよりますが、周囲一帯だけや星ごと吹っ飛ばすエネルギーが発生する。
「ドラゴンボール」ではセル、「ダイの大冒険」ではキルバーンが爆発した。

吸収


最後に周囲一帯を吸い込む、言わばブラックホール的な感じ。
「NARUTO」ではダンゾウ、古いけど「ドラゴンクエスト(※主人公アベル)」ではバラモスが最後に吸い込んでいった。
「爆発」が外向きのエネルギーだとしたら、「吸収」は内向きのエネルギーといったところでしょうか。

崩壊


敵が死ぬ間際に基地が崩壊していくように仕掛ける。
主人公達が逃げようとする最中に誰かがこけたり、何かにはさまって逃げられなくなって誰かに助けてもらったり、または誰かが逃げる手助けをして犠牲になったりする。
幽遊白書の暗黒武術会の会場、るろうに剣心の志々雄の基地など。
「爆発」と「吸収」が内外向けのエネルギーだとしたら、「崩壊」は縦方向へのエネルギー。
「爆発」や「吸収」は肉体が消失するとしたら、「崩壊」は建物構造を崩すことによって肉体を埋もれさせる。

爆発に関して


爆発は敵を止めるか、爆発から身を守るのどちらかの方法をとるしかない。
ストーリー的には敵が爆発しようとして止められたらダサすぎるので、爆発することが多い。
大抵は仲間の誰かがその敵を別の場所に連れて行って爆発して、主人公達は助かるっていうパターンが多いような気がする。
ただしモンスター的な敵は爆発、人間の敵は爆発を止めて観念させるという展開になっているような気がする。

敵についてはそんな主人公達を吹っ飛ばせるほどの爆発する余力があるんなら、もっとがんばれって言いたくなる。

吸収に関して


吸収は吸い込まれる前によけるか、吸い込まれた後なんとかして脱出するのかのどちらか。
そこで思うのは爆発の場合は高エネルギーが当たって死ぬとしたら、「吸収」はどうやって死ぬのだろうという疑問が生まれる。
もし吸収された後に別次元に行くとすれば、その移動先ではまったくの地上とは別の空間だから食べ物が無く餓死するのか、空気が無く窒息死が待っているのだろう。
それ以外だと、時空のゆがみが発生していて肉体がねじ曲げらるぐらいになると思う。

「爆発」にしろ「吸収」にしろ事前に練習などできないから、一度もやっていないことをやれると思っている根拠が知りたい。
なにかしら根拠のある道具や術を使うのならわかりますが、ドラゴンボールのセルや、敵ではないけどチャオズにいたっては「初めての爆発」をするわけ。
「自分は爆発しようとすればできる」という恐い発想が頭にあり、チャオズのようなかわいいキャラがそんなことをできると考えていると思うとぞっとさせられる。

「崩壊」に関して


崩壊は走って建物の外へ逃げるしかない。
建物自体がくずれてくるので、崩れてきた物が頭の上から降ってくる、道がふさがっている、道に地割れが発生しているようなシーンが多い。

なぜ、基地が崩壊するような仕組みがあるのか?

■【敵から負けそうな時のための巻き添え用
仮に、自分(敵)が死んでも主人公達をやっつければ、自分の仲間が世の中を支配できる。
特に相手(主人公など)が強ければ強いほど効果は大きい。

■【移転
移転する際、解体するコスト・労力・時間を減らせる。
海外のすごい映像特集で建物の爆破解体シーンが映っている、あの爆破理由と同じ仕組み。

■【機密情報の破壊
敵からの乗っ取りにそなえ、基地の構造や情報などを破壊できるようにしている。
アメリカの特殊部隊がある容疑者宅に最新鋭のヘリで急襲した際に、ヘリの調子が悪く爆破したように、誰かに情報が漏れ出るのを防ぐ。

■【建築的な美学
想像と破壊といった建築士の美学。
岡本太郎さんの「芸術は爆発だ」みたいなの。

■【死と隣り合わせの緊張感
基地にいてると退屈すぎるので、なんとなく「ギリギリでいつも生きていたいから」と思っている。

ストーリー的な話


そもそもなぜ敵は最後に主人公達を巻き込んで死のうとするのか?
「爆発」や「吸収」は敵を倒した後(※厳密には敵はまだ生きている)、勝ったはずの主人公がとてつもない力を前にやばい状況におとされるシーソー的(※バトル漫画における敵味方の力の差の交代)な演出。
「崩壊」は敵のアジトを崩すことで、ビジュアル的に敵の野望を止めたと読者に思わせる演出。
崩れた後の建物を見るシーンを入れることが多い。

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