お笑いタレントは40歳代でテレビから消える

人気者のお笑いタレント(芸人)さんでさえも40歳代にになるとほとんどの人がテレビから消えてしまう可能性があります。

ダウンタウンさんやとんねるずさん、ウッチャンナンチャンさんに憧れたのか、いまや20代~30歳代のお笑いタレント(芸人)さん達がたくさんいますが、本人達がまったく気付いていない問題があるので、これから何をすべきかをしっかりと考えてもらおうと思います。

いま、売れっ子になった芸人さんは、プライムタイム(夜7時~11時台の番組)に出演して、破格のギャラをもらって快適な暮らしをしているのではないかと思います。
そして後輩たちを引き連れて飲み屋でわいわいと盛り上がっているのだと思います。
しかし、そんな余裕があるのを20代~30歳代の間だけです。
40歳代になると「テレビから消える」可能性がグンッと高まります。

基本的にバラエティー番組というのは楽しいことが大好きな10代~20歳代の学生や学生気分が残っている若い視聴者層をターゲットに作られています。
その若い視聴者は10代~30歳代ぐらいのタレントさんにしか興味を持ちません。
人気クイズバラエティー番組「クイズ!ヘキサゴンII」、あの番組の出演者を思い出してください。
出演者が10代~30歳代で構成されています。
ちなみに、ラサール石井さんや渡辺正行さんのように40歳以上の人をアクセント的に混ぜることがありますが、やはりメインとする出演者は10代~30歳代す。
若いうちはワーワー騒いでいるだけで笑いを取れます。
そもそも、みなさんも友達や同僚と話している時に笑い声を上げていると思います。
じゃあ、そこにお笑い芸人さんはいますか?。
すごいレベルの高いボケをする人はいますか?、いないですよね?。
人間って相手に対して親近感や好意があると簡単に笑ってしまうんです。
だから、人を笑わすのって「素人」でもできるのです。
ただし、お笑いタレントさんが40歳代に入ると(人によっては30歳代半ば頃から)見た目が「おっさん」になってしまうので、若い視聴者は見た目に親近感を感じなくなってしまい、興味を持たなくなってしまうんです。
例えば、とんねるずさんの「みなさんおかげでした」ではコントをしなくなって、ダウンタウンさんも久しぶりに「ごっつええ感じ」を放送したら視聴率が低かったです。
このように若いうちにウケる番組(企画)が、年を取るとまったくウケなくなってしまうんです。
最近、ヒロミさんを見かけますか?。
そう、見た目に若さがなくなるとテレビ局は使ってくれないんです。
年齢が上がるとキャリアに応じてギャラが高くなるだけでなく、若者受けしなくなってしまうんです。
かといって、中高年層の視聴者にも受けない。
40歳代って中途半端な世代なんです。
あるベテランお笑いタレントさんが言ったらしい。
「昔、一緒に仕事してた奴(スタッフ)が、今では仕事をくれない」。
若いうちはワーワー言って騒いでいるだけで若い視聴者は見てくれ、そして笑ってくれます。
でも若く見えなくなる40歳代になると、若者受けしなくなったと判断したテレビ局はそっぽ向いてしまうため仕事がなくなってしまう。
ギャラの高い40歳代のお笑いタレントを使うぐらいなら、若手のお笑いタレントを使ったほうがギャラが安いし、なにより視聴率を取るターゲットとしている若者受けするということなのでしょう。
→「人気若手お笑い芸人のギャラランキング

今、テレビに出演している20代~30歳代のお笑いタレントさんが、視聴者受けしているのは「若さ」なんです。
「若さ」があれば、若い視聴者は親近感を感じ、好意的に見てくれるので熱烈なファンになってくれます。
でも、40歳代になると「若く見えない」ため、バラエティー番組に一番興味を持っている10代~20歳代の視聴者から相手にされなくなります。
だから、若い時に絶大な人気があった人でも、40歳代で人気が落ちてしまうんです。
紳助さん、さんまさん。
タモリさん、所ジョージさん、鶴瓶さん、関根勤さん。
40歳代の壁を乗り越えられた大御所たちは、スタジオ内で観客前で仕事をしています。
年を取ったら体を使うような企画は「絵的に厳しく」なり敬遠されるので、スタジオ内でトークをするのが基本になります。
→「本当に面白いお笑いは誰か?
→「ベテランのお笑いタレントや芸人の分かれ道
先ほどのとんねるずさんがコントをやらなくなったり、ダウンタウンさんのコント番組の視聴率が低かった例も、若さがなくなると絵的に厳しくなるのが原因だからです。
逆に「爆笑レッドシアター」のように若手お笑い芸人さん達がコントをすると、若者受けするので簡単に視聴率が取れてしまうんです。
要するに、お笑いタレントさんが若いうちは企画の面白さとは別に、出演者の見た目に好感が持てるから、ということが視聴率を押し上げていたのです。
ただし、若い視聴者が40歳代以上のお笑いタレントさんを見る場合、「見た目に親近感が沸かない」ので興味の対象が「トークの面白さ」にいきます。
また、中高年層の視聴者も、はしゃいで動き回っているタレントさんよりも、中高年層にも伝わるようなトークができるタレントさんに興味を持っています。
そこで「トークの苦手な人は40歳代で視聴者の興味の対象から外れるので、テレビから消える可能性が極端に高くなります」。
とんねるずさんはレギュラー番組がまったく増えてないです。
トークが苦手でギャラが高いとテレビ局的に使いづらいんです。
ウッチャンナンチャンさんは、コンビでプライムタイムでのレギュラーはなくなりました。
やはり、トークが苦手だと使いづらいんです。
若いうちは企画どおりにワーワー騒ぐ「生ダラ」や「ウリナリ」のような番組がもてはやされますが、年を取るとそういった番組が通用しなくなり、「トーク」というお笑いタレントにとって真の実力を問われる時を向かえ、彼らはその壁に阻まれたのです。
一方、ダウンタウンさんはトークができるので、たとえギャラが高くてもレギュラー数が多いです。
トークができるかできないかが運命の分かれ道になります。
→「ダウンタウンとライバルを分析
テレビで活躍中の若手の番組を思い出してください。
観客を入れていない番組が多いです。
そこではお笑いタレントさんがボケたら、場を盛り上げるためスタッフが笑っています。
そのボケが面白いかどうか?、それを笑うことで審査する観客がいないまま、「演出上の笑い声」が入れられてお茶の間に放送されています。
この仕組みにはがっかりせざるを得ないです。
そんな「ゆるい環境」で仕事をしているお笑いタレントさんが、40歳代になって観客前で笑いを取れって言われても取れる訳ないでしょう。
→「ネタ番組で観客を映す理由

また、観客前でトークをするにしても、たくさんのお笑いタレントさん達がみんなの勢いで盛り上がろうっていう番組が目に付きます。
「しゃべくり007」「アメトーーク!」などのように、ひな壇側でメインMCを助けなければ、番組として成立しないといった司会者のトーク力不足が露呈しています。
一方、お笑いタレントさんが持つ番組として特に問題なのが「グルメ企画」や「クイズ企画」をしていること。
とにかく視聴者の「食欲(本能)」に訴えるグルメ企画か、視聴者が参加できるクイズ企画をすれば視聴率を取れると思っているのか、安易にグルメ・クイズ企画をすることがバラエティー番組に定着してきています。
そして、トークが苦手なお笑いタレントさんの番組は、「食わず嫌い」や「ゴチになります」などのように番組自体が「グルメ・クイズ企画」に染まってしまっています。
もはや「お笑い企画をメインにしても視聴率が取れない」というスタッフが白旗を上げた状態になっています。
結局、これが今のお笑い界の現状なんです。
観客前でまともにトークができる人がいないのです。

とにかくいま20代~30歳代のお笑いタレントさんはトーク力を身につけ、観客前できっちりと笑いをとれるようにしていないと、40歳代でテレビから消えることになります。

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