あがり症になる原因と治す方法

NHK教育テレビ「すイエんサー」という番組で“あがらなく”なる方法が放送されていました。
緊張する原因や治す方法など、覚えておいて損はない話が盛りだくさんだったのでまとめてみました。

番組に寄せられた視聴者の疑問を解決する、という企画で取り上げられた悩みがコチラです。

ぼくはあがり症で学校でみんなの前とかで発表するときに緊張してすぐに顔が赤くなってしまいます。
あがり症を治す方法はありませんか?


確かに、たくさんの人前で何かをする時って緊張してしまいますよね。
特に、あの「見られている」っていうのが、すごいプレッシャーになるんですよね。

ひとそれぞれ緊張した時に出る反応が違いますが、誰しも悩みの種としてあるのではないでしょうか?
そこで人前であがってしまう原因を説明されたのが、駒澤大学文学心理学科の有光興記先生。

“あがる”というのは「心臓がドキドキする」といった体の興奮だけでなく、「自信がない、失敗するかもしれない」という心理的な不安を抱え込んでいるときにおこります。
体の興奮と心理的な不安、両方が同時に重なるとあがった状態がひどくなり、失敗しがちになってしまうんです。


まとめると、自分の置かれている状況を頭の中で意識する ≫ 難しい状況だと判断する ≫ 体が反応して緊張を起こすうえ、頭の中でその緊張を意識する。
そして、なかなか緊張がおさまらないから、なんとかしようと思うけど緊張をなくすのが難しいと思いさらに緊張する、という悪循環になります。

そんな人前だとあがってしまう人向けの対策として挙げられた方法です。

人前であがっちゃったな~と思っていても、自分の姿を客観的に見てみると案外、変じゃないじゃんってことがわかって、次からはあがりにくくなるってことか。
だから、面接やスピーチの予行練習を撮影して自分の姿をビデオでチェックすれば、あがり防止の効果があるんだって。


この方法はビデオカメラが必要なので簡単には実践できそうにもないですが、良い情報ですね。
たとえ緊張していても意外と外見上は変になってなかったりします。
でも自分で勝手に「変に思われている」と決め付けてしまっているということですね。
物事を悪いほうに決め付けるマイナス思考タイプの人がなりやすいのかもしれません。
もっとプラスに考えるように考え方を変える必要がありますね。

また、上記の「自分を撮影した映像を見る方法」を踏まえて、人前で何かを披露するときの対策。

あがっているように見えていないのなら、自信をもって人を自分のペースにひきづりこんじゃえってこと。


なるほど、見ている人と一緒に楽しめばいいんですね。
もちろん面接などのふざけてはいけない状況は除いて、出し物的な発表などをする時は観客から冷静に見られているよりは、観客を巻き込んで一緒に盛り上がったほうが緊張感もほぐれそうですね。

ちなみに、緊張した時に気を紛らわす方法を試したことがあるのではないでしょうか?
いろいろとおまじない的なことをしますが、それについて先生から意外な発言がありました。

よく観客をカボチャと思えとか、人の字を書いて飲み込むといった方法があがり症対策として言われてますよね。
人は不安なときにあがりやすくなりますが、あがらないようにするためには自分の不安を認めることが大切なんです。
気にしないようにしたり、急いで終わらせようとしたりすると余計にあがりやすくなります。
いま紹介した観客をカボチャに思う方法や、人の字を飲み込む方法は不安から目をそむけることになるので効く人と効かない人がいます。
人によっては余計にあがってしまうこともあるのでおすすめしません。


どの方法も有名だっただけに「逆効果になる人がいる」とは、すごい驚きですよね。
「あまりにも緊張を意識しすぎる人」は、自分の状態に対して何かしようとすると余計に気にするようになるので、やめておいたほうが良さそうですね。

また、「あがらないコツ」も紹介されていました。

テストや面接のときにあがりやすい人は試験会場を下見するだけでもあがりにくくなります。


確かに、初めて行く場所となると、場所を探しながら行くのですぐに見つからないと不安になり、心理面が不安定になります。
そこで不安感を少しでも抑えるためにも、どういう場所で行われるのかその場所までの道のりや、建物を見に行っておくと雰囲気が分かるので「安心感が得られる」というわけですね。
もし下見に行く時は一人で見に行くより、誰かと一緒におしゃべりしながら行くと心強いと思います。

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緊張する原因


状況
  • 特別な環境にいる: 慣れない環境で、何が起こるか分からず不安になる(※急に起こる問題に対する解決能力が不足)。
  • 特別な行動をする: やり慣れないので、うまくできるか分からず不安になる(※過度な心配)。

条件
  • 失敗が許されない: 失敗を恐れて不安になる(※個人的な重圧)。
  • 成功が求められる: 失敗を恐れて不安になる(※連帯責任的な重圧)

対象
  • 異性: 同性とは違い、好意や外見を意識する。
  • 若者: 若者は心理状態を読んだり外見で判断してくるだろうと意識する
  • 賢い人: 心理状態を読んでくるだろうと意識する

様々な原因への対処法


異性を相手にした場合
  • 相手と交際にまで発展させたいと意識する(※相手に好かれたいと思うほど失敗を恐れたり、自分の容姿や言動に完璧を求める)。
  • うまく話せないことで失敗するかもしれないと意識する(※会話が噛み合わないほど悪い結果を意識する)。
  • 相手の顔を見るときに目が合う(※相手がコチラの外見を見て、何かを考えているのでは?と思う)。

解決する方法
  • 横長なイスに座って話す(※正面を向き合わなくて済む)。
  • 歩きながら話す(※進行方向に向かって顔を向けるため、目を合わせずに済む)。
  • 慣れる(※普段から緊張する状況を体験しておき、緊張する基準を下げる)。

解決する考え方
  • 他人と比較しない: 自分より優れている人と比べたりしない
  • 失敗を受け入れる: 完璧な人間なんてこの世には存在しないから、自分の失敗を素直に受け止める
  • 失敗を受け入れてもらう: 失敗を含めたうえで、相手に自分のことを好きになってもらう
  • 無言に焦らない: 会話が途切れることを恐れない

最後に


できれば普段から緊張するような体験をたくさんしておくことをおすすめします。
緊張する人に緊張をしろって無茶な、と思うかもしれません。
ですが、緊張する体験を何度もしているうちに、「緊張するのはいつものこと」という風に思えるようになります。
その「いつものこと」という気持ちの積み重ねが、いつかは「いつものことだから平気」という考え方に変わっていくのです。

だから、普段からフワフワした緊張感のない生活を送っていると、ここぞという時に心理的にギャップを感じて緊張してしまう原因になってしまいます。

どんな超一流のスポーツ選手でも緊張します。
あのイチロー選手でもここぞというときには緊張します。
緊張は動物が持っている機能なので緊張しない人なんていません。
もし緊張しても「なるものはしょうがない」って思うようにします。
仮に、誰かに緊張していることを指摘されても「いつもなるから」と、さらっと答えるようにします。
最初の視聴者の悩みの「顔が赤くなってしまいます」という場合も「人前だと顔が赤くなるのは自分にとっては当たり前」と思うようにします。
先生の言われたとおり「自分の不安を認めることが大切」ということを肝に銘じておくといいですね。

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