週刊少年ジャンプのバトル漫画のパターン化

人気雑誌「週刊少年ジャンプ」のバトル漫画には、人気を出すためのパターン化した展開があるのでまとめてみました。

たぶん、一つの漫画である展開を描いたら、読者アンケートの反響が良かったので他の漫画にも使おうと、編集者が漫画家に対してストーリーに組み込ませるようにしているのだと思われます。
特に若手漫画家や読者アンケートで人気が落ちてきた時など、編集者の権限が大きいと取り入れられることが多いと思われます。
※例を挙げていますが、漫画のタイトルを省略している所があります。

キャラクター編



主人公や味方がピンチの時に助けに来る
敵との戦いでピンチの時に主人公か見方が助けに来る。
ピンチの時に「遅れて助けに来る」ことで、助けに来たキャラの見せ場が作れます。
例: 孫悟空は、必ず何かの用で遅れてきます。

敵が味方になる
敵として戦ったキャラが味方になり、主人公と一緒に旅をする。
例: (ベジータや飛影のように、)冷めた性格で主人公達と仲が悪いほど、トークや展開が面白くなります。

味方キャラ同士を戦わせる
主人公とかつて敵キャラだった人物が戦う。
例: (悟空とべジータ、浦飯幽助と飛影など、)味方同士で戦わせることで、意外性とドキドキ感を出せます。

父親か兄が敵
主人公(もしくはその仲間の中の誰か)の父親か兄が敵として登場。
例: 『ドラゴンボール』のラディッツ、『ダイの大冒険』のバラン、『NARUTO』のうちはイタチなど、)家族と戦うため、感情が入り混じった一味違った戦いになります。

師匠が倒される
亀仙人や玄海師範など、主人公を鍛えていた師匠が敵との戦いで倒され命を落とす。

覆面をつけた人物が登場する
覆面(仮面)をつけた正体不明のキャラが登場する。
正体は意外な人物であることが多い。
例: 孫悟飯、玄海師範など。

実はスゲーヤツ
普通に見えた人物が実はすごい実力者ということを明かす。
例: 「おいっ、あそこにいるやつ○○中の○○じゃね~か」
「あっ!ほんとだ、○○で優勝した○○だ!」みたいな感じで。

登場人物には悲しい過去がある
キャラクターにはなにかしらのかなしい過去があり、現在の行動や考え方につながっている。
読者がキャラに感情移入ができます。敵にも悲しい過去があります。
例: 『幽遊白書』では、登場する敵ボスには必ず悲しい過去があります。

バトル編



トーナメント・団体戦がある
味方や敵を含めて勝ち抜き戦をする。
例えば、『ドラゴンボール』のナメック星編のような展開だと、キャラが様々な場所へ移動したり会話劇を繰り広げるなど、地味な展開が続くことがあります。
トーナメントや団体戦の場合、舞台上で常に誰かと誰かが戦っているため、盛り上がる展開を続けることができます。
特にトーナメント戦は、味方同士で戦うので盛り上がります。
※たぶんですが、プロレス漫画やボクシング漫画が掲載されていた一昔前の漫画雑誌のように、リング上で戦いを繰り広げる展開をしたら、読者人気が得られるという戦略があるのだろうと思われます。
例: 天下一武道会では、孫悟空とクリリンが戦う。

決められた範囲内で戦う
天下一舞道会のように、台の範囲内でしか戦わないため、逃げたり、隠れたりできない上、常に接近戦の戦いになるため、戦いにテンポがあるので盛り上がります。

レースがある
みんなでゴールに向かって競争をする。
疾走感からスピーディーな展開を描け、物語が地味になるのを防げます。
直接バトルするのではなく、騙したり邪魔をしたり(謎を解いたりして)ゴールを目指します。
例: 『キン肉マン』『HUNTER×HUNTER』

やられキャラ・見せ場キャラがいる
敵と戦うときに「やられるキャラ」と「見せ場キャラ」がいる。
例を挙げると、敵と戦ってやられたりピンチにおちいるのが「やられキャラ」。そこを助けたり敵を倒すのが「見せ場キャラ」。
例: 『幽遊白書』の場合、「暗黒武術会編」では浦飯幽助と飛影が活躍し、桑原和真と蔵馬がやられます。
逆に、「魔界の扉編」では桑原和真と蔵馬が活躍し、浦飯幽助と飛影は目立ちません。

必殺技には欠点がある
敵に対して使う必殺技(大技)には何らかの欠点がある。
例: 「元気玉」のようにエネルギーを集めるのに時間が掛かったり、「界王拳」のように体に負担があるなど、技を使いたいのに思うようにうまくいかないのでハラハラ感を出せます。
『幽遊白書』の暗黒武術会編。
浦飯幽助: 霊丸の使える回数に制限
桑原和真: 霊力が倍増する棒を入手するが、霊力消費が激しい
蔵馬: 妖狐の姿は一時的
飛影: 黒龍波のあとは睡魔

必殺技は未完成
なかなか必殺技が完成しない
必殺技を習得するのに試行錯誤したり、特訓したりして『週間少年ジャンプ』のテーマである「努力」する姿を出せます。
例: 『キン肉マン』のマッスルスパークなど。

合体技がある
味方同士で一緒に技を繰り出す。
味方と一緒に技を繰り出す『週間少年ジャンプ』のテーマである「友情」を出せます。
例: 『ドラゴンボール』のフュージョン、キン肉マンのマッスルドッキングなど。

変身
異形(の大きな)姿で暴走する。
例: 孫悟空の大猿や、ナルトの九尾など、とてつもない力が出ることで、意外性があります。
また、逆転劇につながったりします。
少しダークになることが多い。

ストーリー編



組織の敵・宿命の敵
敵には「組織の敵」と「宿命の敵」があります。
「組織の敵」とは敵がグループを組んでいます。
「宿命の敵」とは「組織の敵」に属しているか、単独で行動していて主人公とライバル的な存在になっています。
例: 『NARUTO』」では「暁(あかつき)」が組織の敵で、サスケが宿命の敵になっています。

時間が無い
敵を攻めていく時に誰かの命に危険が迫っており、早く助けるために時間に追われます。
緊張感が出せます。
例: 『聖闘士星矢』の「十二宮編」で弓矢が刺さったアテナ。
『キン肉マン』の「7人の悪魔超人編」でバラバラにされたミート君。

ボスを倒した後、次のボスのストーリーにつながっている
倒したはずの敵のキャラクターが生きていたりして、次のシナリオ展開に絡んでくる。
意外な展開を起こせます。
例: 「幽遊白書」の戸愚呂の兄。
『るろうに剣心』の夷腕坊(いわんぼう)

その他


読者投票
読者からどのキャラや、どの展開が一番盛り上がったかをアンケートをとって発表する。
読者が参加できる企画で盛り上げることができる。

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