バラエティー番組のキャスティング

バラエティー番組では色々な役割やキャラがあると思うのでまとめてみました。

※以下で複数のポジションを兼任している場合があります。

ポジション


仕切り(司会進行)
番組を仕切ります。
基本的にメインポジションの人がしますが、サブポジションのアナウンサーがしていることもあります。
司会力(仕切る・フリ・ボケ・ツッコミなど)が必要で難しいですが、スタッフの出したカンペ通りに仕切ればいいような楽な番組スタイルもあります。

例: 明石家さんま

司会フォロー役
仕切り役の足りない部分(トークや見た目)を補います。
司会者がボケたらツッコミを入れたり、時には司会者がツッコミを入れて笑いを誘いやすいようにボケる役割をします。
また、司会者が男性の場合、絵的に男性視聴者受けしないので、女性アナウンサーや女性タレントを起用します。
ボケなくてもマジメなことを言っているだけでも成立するので、スベることがない楽な役割です。
例: バナナマン設楽、土田晃之

ツッコミ
誰かのおかしな発言や行動を指摘したり、間違いを正します。
「司会フォロー役」同様、誰かの発言や行動を的確に把握し、コメントする能力を必要とします。
例: フットボールアワー後藤

ボケ
おかしなことを言ったり、したりします。
スベることがある非常に難しい役割です。

ひな壇(ガヤ)芸人
盛り上げ担当です。
大きな声や行動でリアクションをします。
共演者へのツッコミや自らのボケが基本です。

例: アンタッチャブル山崎

天然・おバカキャラ
狙ってではなく、本気で脈絡の無いことを言ったり、したりします。
バラエティ番組ではフリを入れたら高確率でボケてくれるので、司会者としてはツッコミやすく笑いをとりやすくなるので重宝されます。
なかには天然を装っているタレントさんもいます。
例: ローラ

イジられキャラ
共演者から悪く扱われ笑いを誘います。
イジられキャラが定着すると笑いが起きやすくなります。
容姿を悪く言われたり天然ぶり、ダメダメな部分をイジられます。
例: アンガールズ田中、アンジャッシュ小嶋

キレキャラ
怒ったような話し方をします。
ボケ的でありツッコミ的でもあります。
うまくキレキャラを定着させるまでが難しいです。
例: カンニング竹山

毒舌
他人に対して悪いことを言います。
これもボケ的でありツッコミ的でもあり、「キレキャラ」同様で険悪な雰囲気にならないようにしながら笑いを誘う必要があります。
毒舌キャラが定着させるまでは難しいですが、一度毒舌キャラがつくと悪いことを言うだけで簡単に笑いをとれます。
例: 有吉弘行、おぎやはぎ

自虐的
自らの悪いところでボケます。
容姿(顔・頭髪・体型)や、結婚できないなど。
司会者・共演者としては自虐的なキャラをしているタレントさんに悪いことを言って笑いを誘いつつ、あとは悪く言われた本人が自分を悪く言うので二段階で笑いを誘えます。
例: ハリセンボン

暴走
無茶苦茶な発言や行動をします。
自虐的であったり暴言であったりと生放送では危なっかしいです。
例: 岡本夏生、江頭 2:50

グラビアタレント・女子アナ・女性タレント
男性視聴者をひきつけます。
顔がキレイな人だったりセクシーな衣装で出演します。
例:

知的キャラ
芸人・俳優なのに高学歴だと、知的な番組で起用されます。
例: ロザン

文化人
タレントには無い幅広い知識を持っていて、知的な番組で起用されます。
例: 森永卓郎

出演の仕方


レギュラー
毎回、必ず番組に出演します。

準レギュラー
不定期で番組に出演します。
仕事ぶりが良ければレギュラーに昇格します。

ゲスト
レギュラーとは別に呼ばれます。
いま話題の人、宣伝をかねて意外な人などが出演します。

バーター
同じ事務所の人を抱き合わせて出演させます。
吉本興業が関わっている番組でよく見かけます。
関西で活躍する吉本芸人を東京で活躍する先輩の番組に出演させ、人気を出させようとすることがあります。

飛び入り(飛び込み)・乱入
予定には無い出演。
※予定に無いように見えても台本上では出演が決まっていたり、あるいは隣のスタジオで撮影していて時間が余ったので見に来たという本当の飛び入りの場合もあります。

中継
スタジオとは別の場所からの出演。

VTR出演
VTRで出演。
生放送中に生放送に見えて実はVTRということもあります(※特に歌番組やスポーツ番組)。

ナレーション
声だけの出演。
VTRにナレーションを入れるか、もしくはスタジオのタレントと声だけで絡む。

コラボ
別番組や別のテレビ局に参加します。
朝から生放送の番組をはしごして出演していくなんて方法もあります。
また、完全同時中継なんてスゴ技もあります。
フジテレビの生放送がTBSの生放送に参加したなんてこともあります。

出演の仕方(地方編)


宣伝
地方に仕事に行くのを兼ねて地元の番組に宣伝も含めて出演する。

おさがり
全国放送で人気が落ちたタレントが地方(地元)の番組にレギュラー番組を持つ。
地方の番組製作側としては過去に人気になった人を使えるというメリットがあり、タレント側としてはテレビでの仕事がないよりはマシというメリットもあります。

出稼ぎ
全国放送だけだとスケジュールが埋まらないタレントが地方の番組に出演する。
地方の番組は地域に密着した情報番組がメインなので、イスに座りながらVTRを見てコメントする。
または、その地元では有名な司会者のトーク番組のゲストとして出演。

突撃
全国放送の有名な番組が地方の生放送の情報番組に飛び入りで出演する。

構成


メイン
明石家さんまさんのような一人で仕切り(フリ)とボケ、ツッコミをこなせる万能タイプは彼だけです。
過去には芸能界を引退した島田紳助さんぐらいですね。
まあ、最強なんですけどギャラが高いのがネックでしょうか?

コンビであれば、ダウンタウンさんの浜田さんが仕切りとツッコミ、松本さんがボケをしています。
ただピンとなると松本さんはしっかりとしたツッコミを入れてくれる人がいないので起用しにくいでしょう。
浜田さんはツッコミがあるので吉本興業がよくやるバーター(※後輩の芸人と抱き合わせで出演)で番組をこなしています。

さんまさんとダウンタウンさんを除けば、他の司会者は仕切りとツッコミはできるけど絡みトークやボケが苦手という人が多いです。
例えば、ロンドンブーツさんは「ロンハー」のような誰かがボケたり暴言を吐いてくれるような番組だとツッコミを入れて笑いを取れますが、AKB48さんのような暴走してくれない人と競演すると途端に笑いをとれなくなってしまいます。
また、くりぃむしちゅーの上田さんのように頻繁にゲストに質問を繰り返してツッコミどころを探し、さんまさんのように自分のエピソードを語ったり持論を語ったりしないようなこともあります。
要は、相方がアドリブでボケるのが物足りなかったり、自分の話をしてもオチを付けれなかったりするなど、ツッコミどころがないと笑いを取りづらいということです。
そこで、それに気付いているスタッフは笑いを誘いやすいよう共演者(レギュラー)にボケ担当になる人をたくさん入れます。
ロンブーさんがAKBさんと競演していた番組は番組終了間近にオネエ系の共演者を出演させてツッコミやすくし、くりぃむさんだと日本テレビ「しゃべくり」の場合はネプチューンさんとチュートリアルさんのように、フジテレビ「ペケポン」だとタカアンドトシさんや柳原さんなど絡みやすい芸人だけでレギュラーが組まれ、「みんなでゲストと絡む」ようにされています。

フォロー
TBSの「アッコにおまかせ」でいうと、峰竜太さんと安東弘樹アナウンサーのポジション。
メイン(和田アキ子さん)がしっかりと仕切れないうえ、暴走気味なので仕切り・フォローをします。
フジテレビの「アンビリーバボー」でいうと、剛力彩芽さんがメインでバナナマンさんがフォローするみたいなのです。
また、司会者の力量が足りない場合、有吉弘行さんや土田晃之さんのような方々が面白さを作り出す担当をしています。
有吉さん場合は暴言を吐きさえすれば笑いがとれ、土田さんの場合は司会者が見落としているトークのボケどころをツッコんで拾う役割を果たしています。
ちなみに、有吉さんや土田さんがレギュラーとする番組は司会者の力量が足りない、とスタッフから思われているようなものなので、司会者は何も気付いてないけどちょっと悲しいかな。

アクセント
全体的なイメージの中に一人ぐらい違うタイプの人を入れてギャップを起こして引き立たせる役割があります。
若者向けの番組の中に関根勤さんのような中年やベテランタレント(俳優)を入れたり、TBSの「ふしぎ発見」では黒柳さんの賢さに対して野々村真さんのようなダメキャラ、男性タレントさんだらけのところに女性タレントや女性アナウンサーを入れたりします。
テレビ東京の「もやさま」では大江アナウンサーがさまぁ~ずさんとギャップがあるので番組を引き立てています。
矢口真里さんや渡辺満里奈さんのようなワイプ慣れ・リアクション慣れしている女性タレントさんが使いやすそうですね。

上記以外
基本は芸人さんを入れ、ツッコミタイプ、ボケタイプ、イジられ(スベり)タイプ、自虐タイプを入れると司会者が絡みやすくやりやすい。
矢口真里さんを含め、関根麻里さん、ベッキーさん、三船美佳さんのような明るい性格の女性タレントは好感度が高く人気があります。
強烈キャラではテリー伊藤さん、マツコ・デラックスさん、ミッツマングローブさんのような見た目も発言内容にもインパクトがあるタレントさん。
まあ、どの番組も放送時間や曜日、視聴者層に合わせた企画内容からキャスティングしているようですね。

構成例


ワントップ
一人ですべてをこなす。
他のメンバーにはポジションがかぶらないようにいろいろなキャラを起用。

  • 踊る!さんま御殿!!(明石家さんま)

ツートップ
対照的なキャラを二人組み合わせる。
ボケタイプとツッコミタイプ(ツッコミタイプもほぼボケ)を組み合わせる。

  • きらきらアフロ(笑福亭鶴瓶・松嶋尚美)
  • にけつッ!! (千原ジュニア・ケンドーコバヤシ)

3タイプ+α
メインに加えて対照的な二組と+α(女性芸人や女優・アイドルなど)
対照的な二組はコンビで二組だったりピンを組み合わせて入れることもある。

  • ダウンタウンのごっつええ感じ(ダウンタウン・Wコウジ・130R+α)
  • めちゃ×2イケてるッ!(ナインティナイン・極楽とんぼ・よゐこ+α)

メイン+フォロー+α
メインにフォロー役を付けて、さらにそれ以外のメンバー(居場所は別)を加える。
他のメンバーにはツッコミやすい人(暴言する人・いじりやすい人)を加える。

  • アッコにおまかせ(和田アキ子・峰竜太&安東弘樹・その他メンバー)
  • たかじんのそこまで言って委員会(やしきたかじん・辛坊治郎・その他メンバー)

メイン+α
司会者(一人 or コンビ)とそれ以外のメンバー(居場所は別)を起用。
他のメンバーにはツッコミやすい人を加える。

  • サンデージャポン(爆笑問題&その他のメンバー)

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