お笑いの大会の点数

お笑いの大会の点数について。
一体どういう基準で採点しているのか
疑問になることも多いので
考えてみました。

あなたは友達と何気ない会話をしているだけで
大笑いしたりしますよね?
「では、その友達の方は
お笑い芸人さんですか?」
特に“ひねり”が効いてなくても
単純でベタな話でも
面白いと感じて笑っていますよね。

このように人間は相手に対して「好意的」であれば
感受性が働きやすく、ちょっとしたことでも
笑いが起きやすいものだと思われます。
だから一般素人でも芸人さんのように
笑いをとることができてしまいます。

以上を踏まえて。
芸人さんのネタを見ている時に
「ネタの技術的な“ひねり”の部分で笑っているのか?」、
それとも「ネタをしている芸人さんか、
もしくは、ネタの設定が好きで
笑っているのか?」

普段このようなことを意識せずにネタを見ていますが、
これはあくまでも一般的な個人の問題なので済む話です。
ただ、これがお笑いの大会の採点となると
審査員が「好意的な感覚」を無視して
「技術的な面白さ」だけを感じるように分けて
見ることは難しいものだと思います。

そこで、
お笑いネタを審査するのであれば
「好み(好意)」が入ることが避けられなくなります。
というのも
「技術は高いのに自分が笑わなかったから
点数を低くつけよう」という
個人的な事情での採点だったら
「審査員のための大会なのか」と思ってしまいます。
では、もしフィギュアスケートの採点の仕方のように
特定の技が決まったら
点数を付ける方式にしたらどうなるのかというと、
例えば「三段オチ」をしたときに
オチの部分が「あるある」になっていれば
一つのボケに複雑な要素が絡んでいて採点しづらいし、
また、点数が加算していく方式であれば
ボケ倒した者が勝ちになるので
「細かい採点」をすることは難しくなります。

逆に、好みを意識しないように
点数を付けるとするならば
「笑ってしまっているのにもかかわらず
技術がイマイチだから
低い点数をつけよう」ということになるので
自分の感覚に嘘をついた点数を付けることになります。

つまり、審査をする時には
絶対に審査員の個人的な感覚が入るのは避けられなくなります。
結局、「自分が笑ったかどうか」と
「全体の構成(特に発想力)」を
見るしかなくなります。


■【M-1グランプリ】→「「M-1グランプリ」の審査基準を分析
番組中に島田紳助さんが「好みやわ」と発言した通り、
自分のツボに入るか入らないかで
見方が違ってきます。
ただし、審査員は漫才経験者たちなので
技術的な面に関してはきっちり見ていると思います。

■【R-1ぐらんぷり】
芸人経験の無い方が審査員をしているので
この番組の審査は「自分の好み」で
点数を付けています。
なので、自分が面白くて笑えば
簡単に高得点が付きます。

■【キングオブコント】→「キングオブコント2008の感想
芸人さんがいつも仲良くしている
友達の芸人に対して投票します。
当然「好意」が発生します。
ちなみに、ある芸人さんのネタの冒頭で
自動ドアが「ウィンッ」と開いた
音と仕草をしただけで観客が笑っています。
人気者だと「好意」から
笑いが起きやすくなります。

■【まとめ】
お笑いを純粋に採点する方法は
ないのかもしれません。
では、極力、芸人さんと交友関係や事務所関係も無い
お笑い学校の講師や
構成作家に審査員を任せてはどうか?
という話になります。
でも、これは番組上絶対にないと思います。
理由は、「絵的」に良くないからです。
お笑い学校の講師や構成作家は
「裏方」さんなので
世の中の視聴者の人は
その人たちを見ても誰だか分かりません。
さすがに審査員席に見たこともない人たちが
並んでいるのは「絵的に問題」があります。
だから、「R-1ぐらんぷり」のように
芸人経験がなくても視聴者をひきつける
「タレント性」がある人たちを並べるわけです。

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