ネタ番組で観客を映す理由

バラエティー番組やネタ番組で
お笑いタレントさんや芸人さんが
ネタをしている時やボケた時に、
観客席を映し出しているのを
見かけたことはないでしょうか?
映し出す理由について分析してみました。

■【その一】
「ミラーニューロン」を利用している可能性。
詳しく説明すると難しいので
簡単に説明すると、
「人間は、他の人がしている行動を見ると、
自分も同じ感覚になる」らしいのです。
詳しくは
・「Wikipedia ミラーニューロン
・「WIRED VISION 対話する2人は脳が同調:研究結果
を読んでいただけると分かります。
例えば、親友が泣いているのを見ると
「もらい泣き」。
人が「あくび」をしているのを見ると
あくびがうつります。
つまり、ボケた後に笑っている観客を
映し出すことによって
視聴者を「釣る」ことができます。
要は、視聴者は「釣られて笑ってしまう」と言うことです。
(※すぐに釣られて笑うというより
面白さを感じる感覚が
高揚するのだと思います。
また、「笑っている人に対して感情移入ができる」
「釣られる側がある程度の心理状態」にあることが
必要になってくると思います。)
もちろん、人によって違い、
特に共感性が高いと思われる
女性や子供ほど釣られるようです。

■【その二】
「ミラーニューロン」の内容を踏まえてですが
自分が笑っている時に、
他の人(観客)が笑っているのを見ると
「相乗効果」が生まれ「面白さが倍増」する可能性。
「レゾナンス(共鳴)効果」ってとこでしょうか?
お互いがお互いの笑い声と笑顔で
釣られあっている状態になることで起こる。
→「Yahoo!辞書 レゾナンス

■【その三】
「ビジュアル」的に効果があるようです。
ネタ番組で同じ人物ばかり映していると
絵的には「単調(地味)」になります。
なので、それを防ぐ狙いで
観客を映している可能性があります。
また、バラエティー番組は女性観客が多いので
男性視聴者対策にもなりますので。

■【おまけ】
あと、番組でスタッフや観客の
「笑い声」が入っているのも
この記事に書いた理由の可能性があります。
ただし、出演者に気分良く話してもらいたいための
「盛り上げ笑い(ヨイショ的な笑い)」の可能性もあります。


≫【補足】

■【カメラのスイッチング】
漫才の大会の「M-1グランプリ」の
カメラのスイッチングが不評なようですが、
番組として視聴率をとるためにも
観客を映す必要がある訳です。

■【審査員】
何故「爆笑レッドカーペット」で
「(満点)大笑い」という演出を映し出すのか?
それは、審査員の芸能人が
「大笑い」を付けることによって
「幸福感」に満たされている映像が
流れることによって
視聴者の心理とシンクロさせることを
目的にしているのでしょう。

■【Mステのオープニングの観客席】
番組制作サイドは視聴者がメインの歌手の背後も
見ていることを意識していると思われます。
視界に入るものすべてが目から脳に送られているかぎり
たとえ歌手に視点を合わしていても
それ以外も視界の中に入り、周囲にあるものも
気になった結果、主体と背景の相乗効果が起きます。
例えば、サッカーや野球で
「満員の観客入りの試合」と
「無観客の試合」とでは
どちらが見ていて盛り上がれるのかというと、
「満員の観客入りの試合」では試合自体の
ゲーム展開の興奮度が観客の盛り上がりによって
視聴者は把握できます。
背景が「ある」と「ない」では同じ試合でもまったく
別の映像になってしまうでしょう。
そこで「ミュージックステーション」では
歌手が降りてくる階段の横に観客を座らせることで
間近で歌手と会え、
盛り上がっている観客を映すことにより、
視聴者側にも興奮が伝わるような
仕組みになっていると思われます。

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