関東と関西のお笑いの違い

「関東(東京)と関西(大阪)の
お笑いの違い」について。
必ずしもすべての人に
当てはまるわけではありませんが、
まとめてみました。
あくまでも大まかな傾向です。

【関東】
・ひねり

話の展開に「構造上の意外性」を持たせることで
面白さにつなげて笑いを誘う。
いわゆる“ひねり”である。
→屁理屈的な言葉遊びや、
本末転倒な展開

【関西】 
・ノリ

ノリから作り出した「雰囲気」で笑いを誘う。
ボケのひねりが弱くても、見る側の感性で
面白くなる。
関西人は関西特有のノリがあり、
例えば、
「これいくら?」
「百万円(実際には1000円)」
「はいっ百万円(1000円を渡す)」
などと即座に切り返す
“ノリ”を重視していることが多い。
また、関西人は
ある程度「スピード(速さ)のある話し方」に
心地よさを感じると思われる。
漫才では、
大げさなことを言うネタが見られる。
なので、関東でネタをすると
ベタなボケをしているようにしか
見られないことがあるため、
面白さにつながらないことがある。
→おおげさなことを言ったり
相方をけなしたり、否定する

■【一般人】
関西人が東京でウケ狙いの発言をしても
ノリが存在しない東京ではスベりやすい。
そのためうまくひねりを入れたことを
言う必要がある。
そういった点からコミュニケーションの取り方が
東京と大阪ではまったく違ってくる。


≫【補足】

【番組】
関西の番組は「漫才」がメインで
関東は「ネタ番組」がメインである。
関東はコントが主流なため、
「動き」のあるネタに
観客や視聴者が慣れているので、
センターマイクに向かって、
ほぼ棒立ち状態でする
“ひねり”の弱い関西漫才には
厳しい面があると思われる。
また、関西漫才ではボケるまでのフリや
ツッコミを入れた後のセリフが長いので、
現在のショートネタブームからすれば
起用しづらいと思われる。

【実験】
ある番組で関西の人の“ノリ”を利用した
実験をしていました。
客が「いくら?」と聞き
店員が「百万円」と返答したときに
本当に百万円を支払ったらどうなるのかを実験。
実際に払ったら店員が「!?(驚)」といった状態になっていました(笑)。

【漫才】
関東の漫才と関西の漫才では
フリ(ボケのきっかけ)にかける時間が違います。
特に関東の漫才はフリを極端に短くします。

この「フリを極端に短くする」という発想は
関西の漫才を意識しすぎているコンビには
浮かばなかったかもしれません。
過去のM-1ではセンターマイクから離れて
フリに時間をとる漫才コント(漫才中にするコント)を
するコンビがいました。
フリに時間をとってでもボケを面白くして
「全体の構成が良ければ評価される」と思っていたのかもしれません。

一方、関東圏で活動するコンビは
フリを徹底的に短くしてボケ倒して
笑いをとる回数を増やしています。

こうしたネタの作り方の違いの背景には、
漫才ネタを作るときにはコンビでの会話の掛け合い(フリの部分)を
しっかり入れなければならないという
関西漫才の固定観念があるコンビは、
フリを「極端に短くしよう」という発想が
生まれなかったのが原因だろうと思います。

けれども関東圏の芸人さんは、
ピン芸のあるあるネタのような短いフリで笑いをとる
ネタが流行っている所で活動していたり、
関西の漫才のやり方の固定観念が薄いのか無いため、
オリジナリティーを追求するうえで極端な話、
何でもありな漫才を思いつくことができたのが
フリを短苦する発想につながったのでしょう。

例えば、ナイツさんのネタならフリがなく、
オードリーさんなら春日さんが
舞台に登場するときにゆっくりと遅れてくるのも、
そういった関西漫才のやり方の固定観念に
とらわれ無かったためだろうと思います。

ちなみに、関西で漫才番組が放送されていますが、
フリとかのセリフが今だに長いです。
やっぱり関西ではコンビ間での掛け合いの
おしゃべりを楽しむことが漫才だということなんでしょうね。

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