面白さの感じ方の違い

インターネット上では
「あの芸人は面白い」「いや、面白くない」って
議論が繰り広げられています。
なぜ、人によって面白さの感じ方が違うのか?

議論が起こるのは、
以下の二つが原因の元になります。

■【(1)クオリティーによる面白さ】
話している(ボケている)内容がうまく的を得ていたり、
「ひねり」が効いていることに聞き手(見る人)が気付くことで、
脳がかってに反応して笑ってしまい、面白いと思う。
※言葉だけでなく行動も含む
→「人間が笑うのは何故か?

→的を得た指摘や、比喩(ひゆ)表現などにより、
“実質的な面白さ”を作り上げる。
それらは「すべらない話」や「鉄板ネタ」と呼ばれることがある。

■【(2)好意による面白さ】
『(2-1)人物が好き』
見る対象とする人に感情移入していることで、
その人の言葉や行動などが「良く見えて」面白いと思う。

『(2-2)ネタが好き』
見る対象とするネタの雰囲気が好きなことで、
「良く見えて」面白いと思う。
※似ているネタも含む

→ある番組にある俳優さんが出演した時に、
サングラスをはずした途端、
観客から「キャ~ッ」と言う歓声が上がった。
もちろん、サングラスをはずす行為自体がカッコイイのではなく、
観客にとってその俳優さんが好きなだけで、
ちょっとした振る舞いでも良く見えて反応してしまうのである。
つまり「好み(好意的)」であると、
見る側の感覚に働きかける作用が大きいため、
「本来持っている価値以上の反応」が観客から得られる。

■【本題】
人が面白いと思うには
「クオリティーによる面白さ」と「好意による面白さ」の
二種類があることを書きましたが、
もし、「自分のことを好きでない人を笑わす」としたら、
話している内容やネタを“実質的な面白さ”が
含まれる内容にする必要がある。
というのも、例えその人のことを「嫌い」であっても
発言内容が「本当に」面白ければ「脳が勝手に反応して
強制的に笑わされてしまう」だろうから、
まず「面白くない」っていうことは言われないはず。

だから、批判されることが多い芸人さんほど、
「その芸人さんのことを好き」でないと、
笑いが起きないという可能性が高い。
本当に面白ければ滅多に「面白くない」とは
言われないだろう。

逆に、批判があまり聞かれない芸人さんほど
面白いと言えるが、
あまり世間から興味を持たれてない可能性もある。

■【結論】
管理人が見る限りは、テレビに出ている
お笑いタレントさんや芸人さんのほとんどが
「好み(好意)」から笑いをとっていると思う。
そもそも、その人のことを「好きでなければ成り立たない
笑いのとり方をしている」人が多い。
だから、ネット上に批判が多い。
ただ、批判されるということは、注目されていることには
違いないので、悪いことではない気がする。


≫【補足】

■【見る側(観客・視聴者)の能力】
どれだけクオリティーが高いネタでも
全ての人にウケることが無いのは
「見る側の能力に左右される」からである。

まず、
言葉を掛け合わせたりした場合
「知識×常識×価値観」
それと同時に、気付いたり解釈したりする
「洞察力×論理的思考力」
そして、脳が面白いと思う
「感性(感受性)」
それが体に影響を及ぼす
「自律神経の反射能力」などの
流れが必要になる。

以上のような仕組みが人によって違うため、
例えば、鈍感な人は、ボケた内容に
「脳が気付かない」ため、笑わなかったりする。

■【例】
TBS「イロモネア」の審査員を見ていれば
人によって反応が違いますよね。
みんなが笑っていても
まったく笑わない人がいます。

■【ファン】
芸人さんが
ホームグラウンド(メインに仕事をしている地域)で
ネタをしているとウケるが、
知名度の無い地域でネタをやると、
まったくウケないと言うのを聞きます。
これは、見慣れた芸人さんやネタに対しては
好感度が上がっていることによってウケやすいが、
見知らぬ芸人さんだと好感度も何もないため、
芸に対して面白さを感じられないという現象なのでしょう。
つまり、他の地域でネタをした時に、
観客がまったく笑わないとなると、
ネタ自体に面白さが
ほとんどなかったことが分かるわけです。

■【面白さの基準】
自分の好み=おもしろい=笑いのレベルが高い
自分の好みではない=おもしろくない=笑いのレベル低い
という解釈をする人が世の中に多いようです。
そこで、必ず「自分の好きなお笑い」が「一番面白い」という
結論になるのですが、
その人の中で決めた優劣を
世の中の基準として当てはめながら
他人と議論をすると水掛け論になります。

■【万人ウケ】
「動き(見た目)」による面白さは万国共通なのかもしれません。
というのも、海外のおバカ映像や画像などが
日本でもウケているんですよね。
例えば、海外の番組の面白映像を放送してますよね。

「言葉による面白さ」は、
育った国の「文化に基づいた感性」があるので、
育った国が違えば面白さの基準に違いが出ますが、
「動きによる面白さ」は、世界共通と言えます。
だから「が~まるちょば」「電撃ネットワーク」が
海外に進出しているのも、
「言葉」が通じなくとも
「動き」などの「見た目」で勝負すれば、
外国人にも伝わるからなんでしょうね。
→「電撃ネットワークの瞬間接着剤ネタがすごい

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