ボケとツッコミの仕組み

お笑いの根本的な技術としてある
ボケとツッコミとは何なのか?
まずは、関連記事
人間が笑うのは何故か?」をお読みください。
上記の記事を読んだ上で話を進めます。

ボケは、簡単に説明すれば
観客にとって「意外」なことを発言や行動するのがボケである。
観客自身の頭の中にある平均的な情報(常識)などに対して
まったく違うもの感じさせ、おかしなことが起こっていることに
気付かせることで面白いと思う作用を働かせる。
※ただし、意外であるかどうかは
人それぞれが持っている
平均的な情報内容や感性・心理で変わってくる。

それに対してツッコミとは、おかしな発言や行動に
「おかしい」と表現し、指摘・訂正するのがツッコミである。
観客からすれば、おかしなことが起こっていて、
それに対して「おかしい」と指摘しているのと
観客が同じ心理になることで
「イコール(同一)」を感じることで面白いと思う作用が働く。

つまり、ボケは意外と思わせる必要があるため、
観客が持っている平均的な情報や心理によって
とらえ方が違い、
おかしなことが伝わり切れなかったりする
可能性があるのに対して、
ツッコミは観客に対して「イコール」だと
思わさす表現さえすれば良いため、
笑いを誘う方法としてはボケて笑いを誘うより、
ツッコミを入れて笑いをとるほうが比較的、簡単なのである。

しかし、ツッコミといっても
ただ、おかしなことに対して「おかしい」と言うだけでは
普通すぎたり、
ツッコミを入れる対象である
「おかしなことが起こること」が前提のため
他力本願になりやすい。

そこで、「例えツッコミ」である。
まったく普通のことや、
ちょっとしたレベルのおかしなことに対して
何かに「例える」ことによって
「別の言葉やイメージからイコールを作り出す」ことで、
「イコール(同一性)」と同時に「意外性」を作り出す
「合わせ技」として芸人さんの中でも、
特にトーク番組においては
ごく一部の人だけに使われている方法である。
仕組みとしては、観客に対して
何かに例えてツッコミを入れた内容を
連想させることで「イコール(同一性)」を作り出し、
なおかつ、まったく違うものに例えて結びつけたことで
「意外性」を発生させ面白いと思わす。
ちなみに、これは「比喩表現」とも言われる。

トーク番組では、即興でこの「例えツッコミ」や「比喩表現」を
入れられるかどうかが力量の見せ所で、
この方法の使えれば、たいして面白くない状況でも
笑いを起こせる究極の武器になる。
ただし、見る側が連想しきれないと
意味不明になるため、面白さが出せない難しい一面もある。


≫【補足】

【例え上手なお笑いタレント・芸人】
・ダウンタウン 松本人志
・南海キャンディーズ 山里亮太
・くりぃむしちゅー 上田晋也

【例え】
とんねるずの石橋貴明さんも
「君って、○○だよね?」と
よく例えられますが
マニアック過ぎて聞き手に意味が伝わらず
スタジオ内一同が「?状態」になることが
多いです。
視聴者には、分かるようにするために
画面の端に例えられたイメージ映像が
フォローとして入ります。

【ツッコミの補足説明】
「おかしなこと」に対して「おかしい」と
ツッコミを入れた言葉の内容と
観客の心理(常識)が
一致(イコール)することで同一性ができ、
面白いと思う作用が働く。
つまり、ボケと同様に見る側の常識、
特に知識に左右されたりするのですが
ボケている対象にツッコミのフレーズを一致させていけば
良いだけなので、よほど下手な勘違いした
ツッコミをしない限り、ボケより笑いが取りやすいです。

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