いまのバラエティー番組は面白くない?

バラエティー番組が面白くなくなったですか?
見ていてつまらないですか?
見たい番組に巡り合わなくなった方へ。
いろいろ分析してみました。

【視聴者】…飽きる背景

バブル崩壊後の90年代なかばあたりから
ポケベルやプリクラ、たまごっちなど、
音楽業界では小室ブームを巻き起こした。
斬新かつインパクトのある創造物が
世の中につぎづぎと誕生し、
とてつもない早いサイクルで
次から次へと新しい物が作られ
熱中するものに困ることがなかった。
ただ、それが日本人の感覚にとって裏目に出る。
一つのことに夢中でハマっても
次にまた新しい物が出てくるから
簡単に乗り換えようとする
「使い捨て感覚」が日本人に身に付いた。
それによって
「熱しやすく飽きっぽい日本人」が出来上がった。
その影響を受けたのかバラエティー界では
「一発屋」と呼ばれる人が生まれる。
面白くても一時的な人気だけになるケースが増えた。


【制作】…マンネリ化する内容の背景

最近の音楽業界では昔に起こったような
ビジュアル系ブームやラップブーム
などのように新しい話題がありません。
テレビゲームや映画、特に洋画も続編ばかりです。
もうすでに世の中の創作活動は
飽和状態にあり、似たものだらけなるのは
避けられない状況になってきています。
もちろんバラエティー番組も。
もし、オリジナリティーを作り出せ人気が出たとしても
数字が取れた企画を他のスタッフが
あこがれているだけとはなりません。
数字を取りたい他のスタッフが真似することによって
もともとのオリジナルさえも
わからなくなるほど似た内容が増えます。
新企画をするにしても将来性が未知数のため
冒険して新企画を作るよりも
人気企画を真似したほうが
最低限の数字は見込めると判断しているのでしょう。


【スポンサー】…反応・対応

テレビ局はスポンサーの広告収入で成り立っているため
スポンサーが嫌がることはできません。
また、スポンサーである企業は株主の厳しい目があるため
問題視される番組や出演者を嫌います。
番組や出演者が不祥事を起こしたときに
対応が遅れると以下のような恐れがある。
・ブランドイメージの低下
・個人株主が減る
・株主が経営陣に対して辞任要求


【まとめ】

昔と今のバラエティー番組の違いはと言うと
昔はコントやロケで「ムチャ」をする番組が多かった。
基本的に「動き」で笑いをとることが多かった。
「動き」は見た目なので視聴者にとってみれば
直観的でわかりやすい。それに対して
今はトークが多い。
視聴者は「言葉」を理解して笑う必要があるため
少し頭を使うし、動きが少ないから単調になる。

では何故、昔と今で様変わりしてしまったのか?
PTAや教育委員会が番組を問題視しても
例えば「子供に見せたくない番組ランキング」に
入っていても、ランキングに入ったからといって
番組が打ち切りにはなることはない。
では、「ムチャ」な企画は事故を起こす可能性があるから?
例を挙げたらキリがありませんが
体を使う企画で事故が起こっているケースがたくさんある。
その中でも最悪の事態になったのが、
ある芸人さんが出演していた企画で
亡くなられた人が出た。
でも、結局その放送枠の何年か後に「めちゃイケ」があるが
割とムチャなことにチャレンジしているので
「ムチャ」をすることは問題だとは思われていない。
だったら様変わりした理由は?
「ムチャ」をすることが飽きられた?
27時間テレビでビートたけしさんが
芸人さんの車を使って暴走したのが大反響を呼びました。
やっぱり、昔のように「ムチャ」をするのがいいのでしょうか?
そうだとすると今のバラエティー番組界には
「ベタでわかりやすい単純明快のおもしろさ」が必要?
ベタなのにインパクトを出す……これが難しいですが
音楽業界では人気ヒット曲のカバーが売れています。
テレビゲームや映画、特に洋画は過去の作品の続編
が作られています。もしかしたら過去の作品群が
マンネリ化と捉えられているより、
むしろ斬新さがあるのかもしれません。
旅行に行って散々楽しいところで遊んで
家に帰ってきたら「やっぱり、うちが一番」と言うのも
あるべきところへ戻ると良さが今一度わかる。
いま、テレビ界では「原点回帰」が求められているのかもしれません。

もし、いまあなたが番組を見ていて退屈だと感じるのなら
昔の番組のDVDを見てみるのも良いかもしれません。
80年代~90年代初め頃の
「動き」や「派手さ」など「見た目」で
笑いをとっている番組をおすすめします。


≫【補足】

【刑事ドラマ】
昔、「西部警察」という石原軍団がメインの
刑事ドラマがありましたが、どっかんどっかんと
派手に爆発するシーンがありました。
今思えば過激な演出でしたね。

【予算】
80年代から90年代中期のコント(及びロケ番組)は、
簡単に言えば
「お金をかけて見た目のインパクトで
笑いをとる」ことが多かった気がする。
お金をかけた豪華なセットを使ったり、
派手な衣装でキャラ芸化したり、
しかもムチャをすることが多かったから
インパクトが増し、笑いを誘いやすくなっていた。
そもそも予算を多く使うことができたのは、
人気者になったお笑いタレントさんに
与えられた特権みたいな感じだった。
その分、知名度の低い芸人さんが
コントネタをするときには、
お金が掛かっていないため、
使う物といえば椅子、
着ている服はラフなカジュアルな格好と、
見た目があっさりしている。
予算があると無いとで、見た目のインパクトから発生する
面白さが違うだろうから、
結局、昔の人気お笑いタレントが面白さを出せたのは
「予算がたくさんあったから」という感じに見える。
また、その頃に人気があった人の中には
今では笑いをとるのに苦戦している人もいる。
というのもコントは構成作家が考えたものなので
ストーリー通りにやれば笑いが取れるし、
コント番組の収録は
観客を入れないのでスベることが無い上、
スタッフの笑い声が入っているので
放送上おもしろいように
見えるようにすることができた。
でもコント無しにフリートークとなると
自分で考えて観客を笑わせなければならない。
それができない人が今では苦戦しているか、
テレビ界から消えてしまった。

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