人間が笑うのは何故か?

※この記事は、あくまでも独自理論 (推測)です。
特に人と一緒にいるときほどよく笑います。
人間ってなぜ笑うのでしょうか?

まず、最初に。動物が声を出す理由を挙げてみます。
  • 敵意(敵に対して自分を強く見せたり、距離を開けるため威嚇するとき)
  • 連絡(仲間とコミュニケーションをとるとき)
  • 結束・求愛(仲間意識を高めるとき)
  • 反射(驚きや痛みなどで勝手に出るとき)

人間が笑うとすれば上記のどれかに当たるはずだと思うのですが、「反射」は結果的に何かに対して反射的に笑いが出るようになったものだと思われるので確かにこれだと思います。
ただ、「何か」では具体性に欠けるので、「反射」以外も含まれているのだろうと思います。
で、「敵意」は当てはまるとは思いません。結果論ですが、笑うのは仲間に対して行っています。ですから、笑うことで敵対心を作るというのは真逆になるのでつじつまが合いません。
だとすれば「連絡」か「結束」、もしくは「連絡」と「結束」だと思われます。
ではなぜ「連絡」「結束」なのか?
これは群れを形成し始めた猿だった頃、声を出して笑うことで仲間意識を高めるために起こった現象なのだろうと思います。
外敵から襲われないようにする、危険から身を守る、集団で狩りをする、そして集団で生活する。そういった日々の生活の中で仲間とのコミュニケーションや仲間意識は非常に重要になってくると思います。
そこで本能の一つとして「笑う」という表現が身に付いたのだと思われます。

特に、人間は「同一性(何かと何かが同じ)」または「相違性(何かと何かの違い)」を「見つけたとき」に大きな反応が出やすいです。

「同一性」
モノマネタレントがしたマネと、マネされた本人の特徴が同じだと感じると笑ってしまう。
この場合は、二つの事柄の“同じ部分”を見つけた反応。

「相違性」
役者さんが台本のセリフと違うことを言ってしまい、それに気が付くと笑ってしまう。
この場合は、二つの事柄の“違う部分”を見つけた反応。

(上記以外にも考えてみてくださいね。)

人間が笑うのは、もともと猿から人間に進化する過程で、言語が未発達だった頃、仲間同士のコミュニケーションの中に共通認識(同一性)や思い違い(意外性)などが起こり、そこで「ウホ」『ウホホ?』「ウホウホッ!」『ウホウホホッ!!』みたいな「興奮」を何百何千と繰り返し、その結果本能に組み込まれたのだろうと思われます。
言語が未発達で、表現があいまいで、意思の疎通がまだまだうまくいかない状況の中、意味の読み取りが「噛み合ったとき」「噛み合わなかったとき」に極度な興奮状態になっていたのかもしれません。
原始人の頃、「原始人あるあるネタ」みたいなのがあったのかもしれません。
「ウホウホウフホホ?(あの木の下でコケた)」『ウホホウホウホホッ!!(いや俺もっ!!)』みたいな。

その他


誘い笑い
芸人さんがネタをしているときに、自ら笑っていることがあります。
これは、自分で演じているネタが面白いから笑ってしまっているのではなくて、「誘い笑い」と呼ばれる手法らしいです。
笑顔による視覚情報や、笑い声による聴覚情報で見る側(観客や視聴者)を釣ることで笑わそうとする技術だと思われます。
昔のコント番組「ドリフ大爆笑」で笑い声があとから付け足されているのも同じ理由だと思われます。

アハ体験
脳科学者の茂木健一郎さんが監修したゲームソフトのなかに映像の変化の差を見つけ出し、脳を活性化させる「アハ体験」というのがあります。
これは、映像の「相違性」を見つけたことで起こります。

マジメな話でも
日曜日の朝に討論番組がやってますよね。 他には国会中継。
マジメな話をしていて面白いボケをしていなくとも、思いもよらない例えや、自分の考えに合わない発言に「意外性(相違性)」を感じるとマジメな人たちでも笑ってしまってます。

特別
「特別」なことに気付くというのは、日常生活において得られた平均的な情報があり、そこから外れたことに当たります。
例えば、自分の使っている湯のみがセットで二つあったとしても当たり前すぎて「特別」に感じません。
しかし、テレビドラマの中で芸能人がまったく同じ湯のみを使っているのに気付くとうれしくなり笑ってしまいます。
だから、人間は無意識の間に何かと何かを比較しながら「特別」であることを感じ取っていると思われます。

哲学者イマヌエル カント
哲学者のイマヌエル・カントは、 笑いは「緊張の緩和」で起こると言っています。
私の持論と合わせて説明すると何かと何かが見事ピッタリと一致するなど「特別」なことに「気付く」と、脳内で快楽物質が放出され、脳が瞬間的に興奮してそれが自律神経に作用し「交感神経(緊張状態)」から「副交感神経に切り替わる(緩和)時」に神経回路を伝わって表情筋がひきつり笑顔になり、同時に横隔膜を刺激し肺の活動が始まり「アハハハハハッ」と声を出すと思われます。

スポンサーリンク

スポンサーリンク